仕事に「全くやる気が出ない……」
それでもプロジェクトや課題を抱えて、辛くてだるい毎日を送ってるあなたへ、
こんにちは。
パーソナルコーチの福井明子( あっこ)です。
やりたいと思ってもいなかった経理事務という仕事で30数年生きてきたため、
ずっとやる気が出なくて困っていた私の経験から、分かったことと解消できた方法をお話しします。
全ては考え方なのですが、楽になると思います。
私生活でも使えるアイデアなので、適宜応用なさってください。
では参りましょう。
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まず、「やる気が出ない」にはいく通りかの理由あると思います。
どんな理由であれ、今「やりたくない」と思ってるんだと認めることは大事です。
目の前の仕事(やるべき)と、あなたが思ってること(やりたくない)のギャップがある。
それで、辛さや落ち込みや、体の疲れへと現れているのではないでしょうか?
ですが、こんなことはありませんか?
あなたの職場で、同じような仕事を、苦もなく率先して終わらせる方もいるとか。
つまり、やりたくない、とあなたが思っても、往々にして他人にはわからないものです。
それで白い目で見られちゃうんですね。
「なんでやらない?出来ないんだよ?」と。
ではどうしてやりたくないんでしょう?
その仕事に、どんな解釈を入れてますか?
そう、一番大事なのは、あなたの仕事への解釈に気づくことです。

あなたのやる気を起こせない「その仕事」を一体どう見ているんでしょうか?
例えば;
・自分のキャリアにつながらない
・こんなことしても会社の利益にならない
・上司に、同僚に、押しつけられた
・自分にはつまらない
これ以外にもあるかもしれませんが、ざっとみて何かぴったりくるのはありましたか?
安心してください。そのような解釈を信じてるなら、やる気が起きないのは当然です。
ではその解釈に気づけたからこそ、3つのアドバイスをお伝えします。
まず1つ目は、「解釈を変える」です。
何かしらその仕事に意味をつけて、自分にとって必要なものだと思うことです。
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例えば私が以前、上司の命令で、まったく気乗りのしない会計システムチェンジの担当者に抜擢された時、そのプロジェクトを「面倒」で「残業しなくてはならない」ものと決め付けていました。
(私が、外資系製造会社で会計スペシャリストだった時期です)
システムチェンジは課題・問題が山積み。
通常業務に加えての作業は終わりがない感じでした。
数週間もしないうちに、睡眠障害が起こり、体調不良を感じました。
やる気が出ない上、とめどないパソコン作業で目が痛い、肩こりで頭痛までするようになってきて、これはまずいと思いました。
そこで「面倒」で「残業せねばならない」と思っていた仕事を、思い切って考え直したのです。
このプロジェクトは、「従業員に意味のある」「経理も楽になる」システムだと考えて行動してみました。
そうしたら、これまでやらされ感満載で、後手後手で作業していたのに、急に私から率先して問題提起し、チームメンバーに投げては解決してもらうよう進めたのでした。
もちろん残業数は減りませんでしたが、私の気持ちが違う。
格段に効率が良くなったのを覚えています。
こうやって解釈を少し変えてみて、自分が行動に移せるかを試してみてください。
では2つ目のアドバイスは、「早く終わらせる」です。
え?それが出来ないから悩んでる?
では、少しそこにも解釈を加えましょう。
下記の引用は、メディアアーティストで、大学院教授で経営者でもある、落合陽一氏の著書『働き方5.0』で見つけた文章ですが、これからの生き方・仕事の仕方に示唆を与えてくれています。
……システムには「モチベーション」がありません。そこが人間との大きな違いです。だから、モチベーションのない人間は発達したコンピュータにいつか飲み込まれてしまう。逆に、「これがやりたい」というモチベーションのある人間は、コンピュータが手助けしてくれます。…(中略)…「これが好きだ」「この問題を解決したい」という強烈な興味や好奇心が、その人の専門性の源泉になります。そういうモチベーションがないかぎり、掘り下げるべき専門性は身につきません。
落合陽一著『働き方5.0』小学館新書 エピローグP191より
そのやる気のでない仕事にいつまでも悶々とするよりは、あなたが本当にやる気が出る仕事を率先して行う必要がある。
時間がたりません。
だから一気にやってしまうという手です。
どうやったらその今の目の前にある「イヤだな」と思ってることを、サクサクと終わらせられるかに集中してみましょう。
同時にこの落合氏の言う、「あなたの専門性」とはなんでしょうか?
あなたは社会のどんな課題を解決する人でしょう?
また社会にどんなことを実現できる人でしょう?
ここまで視野を広げた時、自分がつまづいているものを、加速度的に飛び越えることができます。
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最後の3つ目のアドバイスは、ヘルプをもらうことです。
もしかしたら人によって、相談するのが一番ハードル高いかもしれないですね。
1人で仕事を抱えて、辛い状況が長引いているとしたら、それがパターン化している可能性もあります。
上司や関係する人に自分の気持ちを伝えることが1つです。
でもそれでもうまくいかないなら、社内・社外に相談制度があるなら利用してください。
気持ちを聞いてもらうだけで、やる気が出てくるケースもあります。
できればそのイヤな仕事が、2度と自分に振られないようになるといいです。
その代わり、何が自分が得意でやれることか、ちゃんと代替案を用意しましょう。
今後もその職場で働くのです。
自分が一番貢献できることはなんなのか、周囲に示していくのは大事ですね。
まとめ

仕事で、「全くやる気が出ない」プロジェクトや課題を抱えて、辛くてだるい毎日を送ってるなら、一番最初にやることは、
自分のその仕事への解釈を見つけること。
次に3つのうち、どれかまたは全て試してみてください。
①解釈を変える
②早く終わらせる(→自分の専門性を高める仕事へ移るため)
③周りにヘルプを求める
「やる気がないのはダメだ」などという辛さや、落ち込みに留まることなく、何かしら動いていきましょう。
あなたの周りの人たちは、きっとあなたが気持ち的に復帰できることを待っています。
会社は、チームやグループで動いています。
そして、あなたも大事なメンバーの1人なんですから。
それではまた次回。
最後までお読みいただきありがとうございました。
パーソナル”サードライフ”コーチ
あっこ