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【家族系悩み】親離れ子離れできない〜視点転換して「信じ方」を変える〜

こんにちは

パーソナルコーチ 福井明子(あっこ)です。

最近いくつかのコーチングセッションで、

「親離れすること」
「子離れすること」

が話の中心となりました。

偶然かもしれませんが、
面白いなと思って、
今日のタイトルにしました。

私は今でも両親に愛憎を感じていて、

亡くなって数年たっても、
写真の中の笑顔に語りかけます。

たまに思い出すのは、
父と母に囲まれたあの食卓で、

テレビを見て大笑いしたり、

父の作ったカレーライスに
舌鼓を打ちながら、
よもやま話し、

穏やかな団らん。

戦後の食糧難と生活の立て直しの中で

生き延びてきた両親の生きることへの重みや辛み、

そのまま飲み込んで
「戦争を知らない子供たち」だからこその

能天気で平和な私の意見に、

「ほんま、ええ時代になったなぁ」

父がぼっそり答えて寝床に入る。

懐かしいです。
戻りたいです。

ってことで、

今でも私は全く親離れできていない?(^^;)

でもまぁいい機会なので、
ちょっと考えてみましょうか。

離れるってどういうことでしょう?

親が反対するだろうという錯覚

数年前セッションをしたクライアントの方です。

転職したいと思いながら、
ずるずると8年間、
同じ会社に我慢して働いていた30代女性。


当初は好きな仕事への転職が
主なテーマだったのに、

途中からご両親の話題になっていきました。

「仕事を変わるなんて言えない」

「ダメです!親に反対されると思うんです!」

必死で訴える彼女は、
小さな子供が震えているように見えました。

この人の本当の課題は
「親離れ」だったのです。

エリート家族に育ち、

いい大学を卒業し、

優良な大企業に勤務、

そこで長く勤めることを期待された、

「超エリートな娘」という自分像に、
どこか無理をしていることがわかった。

この頃は勤務先に行くのさえ辛くて、
毎日ストレスで何も手につかない。

数回のコーチングセッションの後、
自分で決めた人生のプランを、
ご両親に話すことにしました。

それは留学して語学研修ののち、

本当にやりたいことを見つけてキャリアチェンジする

というものです。

でもかなり心理的な抵抗がありました。

自分を大切に思ってくれる親に、
転職期間中は失業者になるため
心労をかけることになる。

本当にやりたいことをやって、
もしもうまくいかなかったらどうしよう?

親の私への夢や希望を
ないがしろにするような気になる。
.
.
.
彼女は深いところで、

「親を裏切りたくない」
「失敗が怖い」

という気持ちに支配されていました。

その恐れと不安で、
自分の人生をこれまで何か歪んだ、
自分らしくない方向へ行こうとしていたんです。

この恐れや不安が錯覚を生み出します。

きっと反対される、と話もしないうちから

「心の用意」してしまうんですね。

ですがそれも、セッションが進むたび、

またその間自分への思いを見つめながら、

やっと手放す時が来ました。

自分の心に正直になればなるほど

彼女は開いてきました。。。


そして2時間にわたるご両親との話し合いの末、

結局受け入れてもらえたのです!

彼女は安心して退職し留学できたのでした。

離れるとは「話しあっていく」こと


さて、このような話を踏まえてみて、

あなたの「離れ具合」はいかがでしょうか?

ちょっと思いはせてみてください。

もしかして親子関係(家族関係)で
何か握りしめていませんか?

私はこう思います。

握りしめているものが「恐れ」「不安」であり、
あなたも相手も縛っているなら、

今すぐ「放し」ましょう。

もしもそれが、相手への思いやりと
慈愛に満ちあふれていて、
信じているなら、

今すぐ「話し」ましょう。

親からも子からも本当の意味で
離れることはないと思います。

ただ、親子だから家族だからわかってるはずだ、は違うんです。

人は一人一人考え方・資質・性格違いますから。

また、自分が親だとして、

「子供は私が育てた」自負がもたげるとしたら、

それが離れることを拒み、成人した子を苦しめているかもしれない。

また自分が子だとして、

「育ててもらった恩を返したい」と願っているなら、

それが離れることを申し訳なく思わせます。

例え親が亡くなっていても、後悔と罪悪感が残っていくのです。

本当に言いたいこと、やりたいことはなんでしょうか?

その時、相手を思いやるためには、

「想ってる」だけでなく、
コミュニケーションを密にしていくことでできます。

先ほどのクライアントさんのように、
思いの丈をきちんと伝えてみてください。

ここで役に立つかもしれない簡単なワークをお伝えしましょう。

「ポジションチェンジ」という手法です。

相手視点になるとわかること

「ポジションチェンジ」

椅子を2つ用意します。

まずどちらか一方を「自分」とし、

もう一方を「相手」の椅子にします。

(相手とは「お父さん」とか「お母さん」などの役目で呼んでもいいし、お名前で呼んでもいいです。「太郎の椅子」とか)

椅子は向かい合わせに置き、

自分の椅子に座って相手を目の前に(想像して)見ます。

(怖さがもたげてきて見れないなら、視線を少しずらしてください)

そこで自分が思ってることを相手に正直に伝えましょう。

満足いくほど伝えきったら、

一度立ってその場を離れます。

椅子2つが同時に見える距離で、少し体操し思考を消しましょう。

次に「相手」の椅子に座ります。

相手の体つきや表情やしぐさなど、そのままになり切ります。

そしてその人になった感覚で、目の前に自分を見ます。

その自分が訴えてきてることを静かに聞いてみましょう。

何か思うことや言いたいことがあるなら伝えます。

伝え終わったらその場を離れて、椅子が2つ見える場所で体操。

思考を消していきます。

もう一度「自分」の椅子に座ります。

相手を見て感じてください。

相手からの言葉を聞いてもいいですし、そのままでいてもいいです。

最初に座った時と何か感じが違うでしょうか?

それを覚えておきます。

椅子から立ち上がり、その場を離れて体操。

終了です。お疲れ様でした。

(このワークは相手が既に亡くなっていても可能です)

(相手への恐怖心が大きい場合は、コーチをつけるなどして1人でやらない方がいいと思います。ご相談ください)

まとめると…

親子や家族関係の歪みや悩みのほとんどは、

「自分たちはお互いを知っている」という錯覚から起こるのではと思います。

知ってるからある意味深く聞かない、話もしない。

それでその錯覚から、勝手に相手に言わないで動いてる。

「これぐらい分かってるだろう」と互いにワガママし放題になっていく。

もしくは過干渉になっていき、

相手を知らないでいると不安でしょうがないという方もいます。

ストーカーのように毎日LINEをチェックし、

何してるの?と投稿し続けるわけで。

いずれにせよどちらも錯覚。

不安や恐れがもたげているだけです。

そして自分の不安・恐れであるにもかかわらず、相手に投影していくんですね。

親離れ・子離れは結局、

この「不安と恐れ」に気づいて手放すことから始めてください。

家族は一生ものの付き合いです。

相手と話し合う、わかりあおうとしていくことは必要です。

ご自身の心をまず整えて視点を変えていきませんか?

ではまた次回お楽しみに^^b

あっこ