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悲しみと痛みの先に生涯の仕事を見つける〜あっこの七転八倒キャリアプラン②〜

こんにちは

パーソナルコーチ兼業会社員 福井明子です。

さて今月のテーマ「仕事とは」ですが、前回お伝えした「純粋意欲」からの何か、探してみましたか?

また、やってみたでしょうか?

誰に言われなくても自分で工夫して、好きでやっちゃてること、案外あったのではないかと思います。

普段から意識していると、取り立てて「自分らしさ」を探さなくても自分らしいし、

「クリエィティブに生きる」ことなんてすでにやっていたりしませんか?

仕事とは、

自分の生きる意味を掴んで、

それを世の中に表現し続けることだとお伝えしました。

これはでも、言葉にすると当然のようで、抽象的でなかなかピンとこなかったりする人もいます。

私も初めに聞いたとき「そうは言っても食べられないんじゃ」と抵抗を感じたのを覚えています。

そんな方に向けてもっとわかりやすい「本当の仕事」の見つけ方を今日はご紹介します。

それでは読んでみてください。

痛い・苦しい経験に意味を持たせる

苦しい。

辛い。

なんで私がこんな目に遭うんだ?

そういう状況は人生で何度となく現れます。

特に持続して長期間感じているような痛み・苦しみ。

悲しみや怒りもあるでしょう。

これらにはあなた特有の意味があります。

他の人が味わっていない、または同じことを経験したとしてもこだわっていないことでもあります。

そこに「あなたが成しうる仕事のタネ」が眠っている。

それを端的に表した

『大地の花咲き』という

ドキュメンタリー映画のことを今日はご紹介します。

この映画で映し出されるのは、北海道の農場の家族です。

突然5歳になる息子さん(大地くん)が亡くなって、

様々な苦しみや困難を乗り越えたご夫婦の話。

ご主人の方は、もともと農家の出身ではないのに、婿入り先の大農場を継ぐことになった人です。

ところが、農薬や化学肥料を使った農法に疑問を持ち、うまく適応できないでいました。

鬱屈した生活を過ごしている中に突然やってきた悲劇。

息子さんの死により、うつ状態が続いて外出もままならない。

一家はバラバラでした。

ある日・・・と彼は回想します。

“何を見ても灰色なんだよね。

家の中もだし、

外は雪なんだけど、灰色。

外に出てみたんだけど、

悲しくてね。

もう何もかもグレーなんだよ。

そしたらさー、なんか向こうに

緑色が見えるわけ。

灰色なのにそこだけ、みどりでね、

近づいたら雪の中に咲いてる草なんだよ。

どうしてだろう?と思った。

そうか、って。

息をしてるからだと分かった。

生きてるんだよ。

それで分かったの。

今までただの林だとか思ってたけど、

全部生きてるんだよ!木も、畑も!”

彼は奥さんに相談して、無農薬で畑を作り直すことにしました。

一切人間の手をかけず、草が生えるままにします。

農薬を使わず、タネをまきます。

2年ほどは何もうまく育たなかったそうです。

満足に売れるような大きさにならない。

でもだんだんと味のいい野菜ができて、

全国にその農場が知れ渡ることになります。

「亡くなった息子が命の大切さを教えてくれた」

ご夫婦は現在、淡路島で無農薬栽培を教える学校を開き、全国の人に食と命の大切さを伝えています。

意味を持った先に衝動がある

私たちはともすれば

やりたいこと・好きなことが仕事になることを望みます。

でもそのやりたいことが、失望や悲しみ、怒りや苦しみから

生み出されることもあります。

それを「パッション」からの純粋意欲といいます。

パッションから動く。

パッションから考える。

Passionは英語で、情熱と訳されますが、語源は「痛み」を意味するんだそうです。

この映画のご主人は家族の死の向こうに「生き物」への大きな敬愛を見出しました。

そして、農場という仕事場で思いを応用していられるのですね。

世の中には、小さい頃に家族や親戚を病気で亡くし、助けたかった思いから医者や看護師になった人がいます。

震災ボランティアにいかれる人たちの中には、ご自身も震災の経験をされた方がいます。

私も恥ずかしい小さな経験ですが、階段から落下し足の骨にヒビが入って、3ヶ月松葉杖をついていた経験から、ギブスをはめて歩いている人をみたら、電車で席を譲るのも当然、何かしら心動きます。

痛みや苦しみは嫌なものですが、それを味わったからこその衝動がある。。。しかも、こうやって社会に還元できるとしたら意味があるのだろうと思います。

あなたがこの世の中で、いや、もっと狭い範囲でもいいでしょう、会社や家庭で

「もっとこうなったらいいのに!」

と思っていることはなんでしょう?

また、大きな視野で

「もしも理想の社会に生きているなら、どういう社会なんだろう?」

と思えることはなんでしょうか?

それを糸口として、改めて今の仕事を工夫するのもいいでしょう。

または新しい場所での活動を考えていくのもいいかもしれません。

*ご参考映画『大地の花咲き』予告編

仕事とは「わたし」

今月は仕事について、考察してきました。

それは実は、あなたのこと、だったのです。

あなたの喜び・希望と痛みや苦しみと全部が詰まっています。

ぜひあなたの本当の仕事を、意識的に見つけてはやってみてね。

ご自身の生きる時間を大事にしてみてね。

それではまた次回。

あっこ