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湯河原リトリートで味わったこと

2019年10月25日〜27日

神奈川県は湯河原という温泉街にある、「ご縁の杜」(ごえんのもり)。

こちらに仲間10名でお邪魔して、

「トライブ リトリート9」

をやってまいりました。

トライブとは、「族」という意味です。

ある絆で結ばれた集団だと私は理解しています。

そしてリトリートとは、

文明の利器を置いて(スマホなどの通信機器から離れて)

素の自分でいること。

「私の日常」から遠ざかることです。

この合宿は第9回目で、

第1回〜4回は、

10ヶ月に渡る、人生をまるっきり変えてしまうプログラム、

リーダーシップ・プログラムで完了しました。

そこで出会った仲間たちで、毎年秋になると合宿することにしていて、今年は5年目。

あ〜、やっとみんなに会えた!という喜びと、

一体みんなどんな風になったんだろう?私はどう見えるんだろう?というちょっとしたドキドキ感が入り混ざります。

今回は、このリトリートの実況中継をしながら、

私が味わったこと、確信したことを

つらつら書いてみたいと思います。

よろしくお願いします。

写真)

目的地に行く前に、小田原湾近くで腹ごしえらえ。

新鮮そのものの海鮮丼。

腹もパンパンになって、いざ!出陣!

自然・自然・自然

東京のような大都会の、

中心地にある高層ビルで働いていると、

自分が本来は自然のたまものなんだ

という意識がなくなります。

ひたすらパソコンの前で、

カタカタ指を動かす機械になってる感覚。

味わったことありますか?

個人的なことは考えずに、

とにかく企業の一部として在ること。

これはこれで、悪いとは思わないんです。

「守られている」から。

何って、社会人として認められてる。

給料が入るし、明日も明後日もすでにわかってる。

わかってるから安定してる。

わざわざ考えなくて済むんですね。

ではその「日常」から、ひとたび離れたらどうなるのか?

そこでは私という生身の人間の、

本来の力がわかる。

強靭さ、柔軟さ、敏捷さ、

動物で在ることを改めて確認させてくれるんです。

だって、もう「守られていない」状態。

大自然というカオス。

何が起こるかわからない環境に近づくから。

それが怖くもあり、ありがたくもある。

私に今ちょうど必要なのはなんなのか?

凝り固まった「いい考え」から離れてみよう。

身体に任せて、感覚研ぎ澄ませて、

しばらく仲間たちと試しに動いてみよう。

宿にチェックインするやいなや、

荷物だけ置いて散歩に出ました。

すると、急に鳥の声が聞こえてきたり、

公園の金木犀がふわぁ〜っと匂ってきたりします。

うわ!

それはもう大きな大きなエネルギーなんです。

忘れていたものを取り戻していく感覚です。

写真)

宿から歩いて5分ほどのところにある千歳川は、先週の台風か雨の勢いで、流れが早い。

デコボコした岩肌を、慣れない都会人の足でビクビクしながら近づく。まだ「親しくなれていない」感じがした。

息つく場所・もてなす心

「ご縁の杜」に再び戻って、一息入れます。

しばらくは慣れない環境。

2泊とはいえ、

動物ですから、

身の安全を確保するため館内をうろちょろしてみます。

するといろんな情報が入ってきます。

この宿は、

女将さん始め、そこに働く人たち全員の

もてなす心がさまざまな形となって、

私たちゲストに伝えてくれる「大きな器」でした。

手作りの木製の椅子や、

柔らかな灯りをともす、少し風変わりなランタン。

置物の数々は、それも自然のもので、

優しくじっと鎮座していました。

読書スペースも穏やかな明るさで、

温かなインド風の布がソファにかかっています。

「食」「いのち」「環境」「水」「からだ」

興味深いカテゴリーの本がずらっと並んで

手に取れます。

そして温泉!

なみなみと24時間、

ちょっと熱いぐらいの湯が湧き出る大きな風呂に、

ドァ〜っと浸かって「シアワセー!」

なんだろ、固まったものが体の外へ排出されてく?

風呂場の前にあった冷水(ありがとうの水)を一杯いただいて、

火照ったからだに浴衣をまとって、

いよいよ食堂へ。

こちらは昔風の高い天井のダイニングルーム。

10ほど在るテーブルの、端の3つを陣取って、

私たちの夕食が始まりました。

牛や鶏などの動物性のものを

一切省いたビーガン料理に、

正直ここまで期待していませんでした。

でもこの宿の食事は、

美味い!

そして

お腹いっぱいになる!

赤字の太字ですよ、

この感動を表すには。。。

一切の妥協?を許さない感じ。

全てパーフェクトでした。

こちらのシェフは「野菜と話ができる」能力がある人。

しかもその野菜から、

「毎回、調理方法を教えてもらえる」のだそうです。

なので一期一会の逸品が出そろう。

ちゃんと舌で味わって、

野菜や豆からエネルギーや養分を与えてもらいました。

圧巻でした。

写真)

初日の夕食。これにご飯とお味噌汁。最後に美味しいデザートがつく。あまりにも食事の写真を撮りすぎて、全部あげることができないのが悔しい。とりあえずイメージになれば。。。

写真)

とはいえ、このケーキだけは紹介したい。

モッチモチの米粉ケーキは、上にかかっている生クリーム風のクリームが秀逸。豆乳なのだが、全く豆くさくなくて円やかな味わいだった。

日の出とボディムーブメント:手放したら入ってくるという真実

(ひとり言)

なんだか旅の日記のようになってきたぞ。。。

 

でも感動したのです。この旅館の「在り方」に。

湯河原、行ってみてくださいね〜。

(ブログ下にリンクを貼っておきますのでご参考に)

 


ではいよいよ、

私たちのリトリート自体はどんなものだったか?

レポートすることにします。

 

だいたいにおいてユルイ集まり。

内容は集まってから決めるというもの。

 

ある程度こんなことしたい、はあるものの、

その場その場で作るのがトライブです。

 

1日目の夜は私が持っていったカードゲームで、

今の心情や悩みなどを写真や言葉などに映して

遊んでみました。

 

ここで私が引いた質問カードは、

「どんな好機が私のドアを叩いているのか?」

 

好機?

好機?!

 

これまで私の辞書には好機などという言葉、

存在していませんでした。

 

改めて語ってみると、

今年になってから本当にチャレンジしてるし、

ネガティブさもあるにはあるが、すぐに薄れる。

 

自信ない、どうせできない

 

という常套句が出てくる回数はどっと減りました。

 

好機到来。

 

ワクワクしていると仲間から

「今」「ありのまま」

「創造性」「信頼」「献身」

 

という言葉カードをもらいました。

 

特に献身と創造性。

この二つにすごく惹かれ、何かできそうです。

 

 

2日目、メイン行事です。1日かけて、

「それぞれの物語」を語り、

聴き合います。

 

持ち時間は一人10分。

 

 

円座に一つ椅子を置いて、

そこに座って語るだけのことです。

何を話しても構いません。

 

でもね、、、

 

ストーリーテリング

 

これほどパワフルなツールはないでしょう。

 

私に今、何が起こっているのか、

語りながら気づいていく。

 

その上信頼している仲間からも、

ちゃんと感想をもらえて、新しい視点にたどり着く。

 

励ましてもらえたり、アドバイスもある。

これからの一歩、勇気が出てくる。

 

仲間のことを聞きながらも、

ついつい自分と照らし合わせていると、

ほとんどが私の物語に聞こえてきました。

 

ランチ後に、小休止にはもってこいの

ボディムーブメントの時間を、

仲間のゆみこがプレゼントしてくれました。

 

2時間ほど音楽に合わせてぶっ続けで踊る、

「ムーブメント・メディスン」です。

 

真ん中で神妙に踊ってるのが私。

 

ゆみこの絶妙なリードを聞きながら、

体のパーツパーツが自由になって動きます。

 

どんな自分であってもいい。

どんな動きをしてもいいし、

または動かずじっとしていてもいい。

 

 

カラダを信じて、音やリズムに任せていくと、

ふと、私の二本の脚と腰や腹のあたりから

 

「もっと信じてね」

「いつもここにいるよ」

という何かが降りてきました。

 

涙がじわっと目に浮かびました。

 

 

そして体全体にオーラがかかったような

柔らかな何かが私を包んでいて、

初めて力が抜けました。

 

私が私に戻った瞬間でした。

 

最終日の朝は、5時20分集合。

女将の深澤里奈子さんの運転でバンに乗り込み、

名物「日の出ツアー」へ!

 

真鶴半島の「三ツ石」海岸は、

15万年前の火山爆発の溶岩が

相模湾に溶け込んで出来たという芸術です。

 

到着した時はちょうど

雲の合間に太陽が昇りつつあって、

 

ピンク、濃い紅色、水色黄色、

うっとりと見つめてしまう色彩の魔法を

空のキャンパスに描いていました。

 

りなさんに教えてもらった通り、

両手でグーを握った時に中指が当たるところ、

手のひらのスポットを太陽にかざします。

 

そのスポットからと、

眉間から、

太陽のパワーが吸収されるんだそうです。

 

存分に吸収したら、

はあーっと息が出て、体が歓びを感じています。

 

生きていて、よかった。

 

力がみなぎると同時に、

そう思えました。本当に今、この瞬間、

私は生きてるんだなー。

 

写真)三ツ石は昔の人たちにとって神の宿る岩。

ちょうど冬至に岩の間から日の出を拝めるそうです。

満潮になると閉ざされる岩への道、日に2度の干潮には現れます。

 

まとめ

湯河原リトリートも終わりに近づいてきました。

 

最終日の最後は、お別れの儀式です。

 

リト専用の部屋はフローリングも美しく、

輪になって座り、

一人ずつ一言伝え合います。

 

私はこの人たちなんだ。

 

不意に思いました。

 

そして、また、この人たちは私だ。

 

違う場所、違う人生のプロセス、

でも一生懸命そこにいて、

やれることやってく。

 

荷物をまとめてロビーで、先に帰る人を見送り、

駅でも電車に乗らない人を見送り、

電車のホームが違うのでまた見送る。

 

一人、また一人と、

自分たちが元来た「日常」へと向かっていく。

 

いや、違う。。。

 

元来た元は、実はこの自然。

 

そう、私たちは今からこの瞬間、

来年のリトリートまでの1年を、

「日常」という自分の属する環境へ身を置くだけだ。

 

私はまた戻ってくる。

仲間へと、

空へと、大地へと。

 

そしてまたあのグィッと昇って照りつける

大きな太陽に手をかざすんだ。

 

さあ、来い!

 

ギリシャ神話のイカロスのように

ひるまず胸を張ってのぞむんだ。

 

地上に降り立って、

また自分がやれることをやろう。

 

翼が焼きちぎられたとしても、

大丈夫、また生えてくるよ!

 

こんな風にリトリート、

しっかりと味わえた3日間でした。

 

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Special Thanks to:

ご縁の杜 http://goennomori.jp/

ムーブメント・メディスン by 景浦由美子

https://www.yumikokageura.com/

 

写真提供:さちえ、かおる、ひろ

 

And  遷宮トライブの皆んな(一生かけて愛してるよ!)