こんにちは
パーソナルコーチ&会社員の福井明子です。
「あなたにとって仕事とはなんですか?」
数年前、私はあるセミナーに参加し「仕事を考える」ことを通して、
生きる意味を見つけることができました。
私の提唱する「サードライフ」は、この榎本英剛(えのもと ひでたけ)氏の、「天職創造セミナー」での学びから完成しました。
(榎本さんは、私の卒業したコーチングスクール創設者です)
それまで「仕事とは?」なんて、改めて考えたことはほとんどありませんでした。
でも何かしらの印象やイメージはあるのです。
今日からしばらく、そのセミナーで私が受け取った知恵や経験を、数珠つなぎにあなたにお渡しします。
自分のキャリア形成に迷っているとか、最近の風潮でいろいろ副業とかやろうか探しているとか、自分は一体何が本当にしたいのかわからないとか、下向きな人が元気になってもらえるようなご提案をしようと思います!
それではまいりましょうー。
キャリアなんか考えてもいなかった
思えば対外的に働いた、初めての経験は16才の時のアルバイト。
父の知り合いが市議会員に立候補し、その選挙事務所の電話番をやったのです。
そのころ父は工場を経営しており、長男の弟が後継、私はいずれ結婚して子供を産んでという宿命のようなものを言いわたされていて、「女が外で働くなんて」という環境でした。
ですが人手が足りないからと父の命令に従って選挙事務所をお手伝いし、2週間ほど毎日時間を拘束され、電話帳を広げては町中の誰彼となく電話をかけるという、ある意味、人に迷惑なお仕事をさせられたわけです。
「あ、あの、もしもし?次回の市議には◯◯に1票よろしくお願いします!」
大人に混じって肩身の狭い思いをして、(あ〜早く家に帰りたい!)と時間が来るのが待ち遠しかったです。
ある日残業してくれと言われて、断れず、嫌で嫌で涙を流しました。(赤ちゃんだったんですねー)
時給500円、、、確かに自力で稼いだとはいえあんまり嬉しくなかったですね。
働くのって辛いな。
そんな印象でした。
あれから40年経ってもまだその感覚はあります。
一体仕事とはなんだろう?
ここで少し、あなたも時間をとってみてください。
あなたのこれまでで、お仕事はどんなことをしてきましたか?
そして、いろいろな分岐点において(転職とか転部とか)仕事の意味合いはどうなっていましたか?
最初の仕事から今の仕事まで、時系列でどんなことをしてきて、そこで自分は何を学んだのか、また仕事に関してどんな「定義づけ」しているのかを書き出してみるといいでしょう。
例えばちょっと前までの私に「仕事とは」
・責任のある厳しいものだ
・いつも完璧を目指すべきだ
・滅私奉公
・お金を稼ぐためにある
私が周囲の大人から受け取ったメッセージはこういう感じでしたし、自分も信じていました。
でも今、その感覚ではうまく立ち行かない労働環境になっています。
だって年功序列は崩れ、
65歳定年の危うさ、
グローバルに労働市場は広がっていて、
低賃金の外国人労働者や、非正規雇用が当たり前になっています。
仕事の質もIT技術がベースとなり、昔とは格段にスピードと量が違います。
私の30年近くの経理経験は、20代のIT企業のスペシャリストより低価格です。
「経験」があんまり価値を生み出さない時代になりました。
世の中が強く求めているものが変わってきている。
これが事実だから仕方ない。
だからこそ、自分にとって仕事とは?という価値観を古いものから新しいものへと変えていかないといけないんじゃないかな?
そうでないと、時代遅れの洋服を身にまとって、居心地の悪さを押し黙ったままでいることになる。
毎日「何のために働いてるんだ?」と情けなく思う。
そんな後半の人生は嫌じゃないでしょうか?
私はふと思ったんです。
仕事とは、人生のほとんどの時間のことだろうと。
それは何か人から「やれ」と命令されて、しょうがなくやる時間にするもんじゃない。
それはもっと「私」を表現できて、創造性豊かに、やりがいが当然あって生きていることを確証する時間にするものじゃないかと。
「あなたにとって仕事とはなんですか?」などと聞かれて困るようなものでもないはずだと。
つまりこういう風に聞き直すこともできます。
「あなたの人生はどのように充実していますか?」
今日の1日、この問いと共に過ごしてみてください。
充実しているという視点を持って周りを見てみませんか?
するとそのために自分がいつも気にかけていること、こだわっていることも見えてくる・・・もう少しこうしたいと願う部分さえ見えてくる。
そして、これが次のステップにつながります。
仕事とは受け身というより前のめりに自分で創造することだからです。あなたの今生きてることそのものに内在しているのです。
少し時間をとって瞑想してみてください。
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それでは次回の記事は「純粋に好きなこと」を見つけようよというタイトルです。
お楽しみに!
あっこ